心臓のバイパス手術を受けてから、私の体は大きく変わりました。
EF(左室駆出率)という心臓の働きを示す数値は、
以前はかなり危険な水準まで落ちていたようです。
手術後は37%。まだ「低い」と言われる範囲ですが、
それでも改善したとは事実です。
この数値をどう捉えるかで、日々の気持ちが変わります。
「37%しかない」と考えることもできる。
でも私は「以前より改善した」と受け取っています。
これから服薬、リハビリ、生活の工夫を積み重ねれば、
再入院のリスクを限りなく減らすことができます。
ほんの数十メートル歩くだけで息が上がっていた状態だったので、
そこが改善したことが大きいです。
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できなくなったこと
手術前も OPLL があり走ることはできませんでしたが、
さらに制約が増えました。
• カラオケのフリータイムで長時間歌う
• 温泉旅行に出かける
• フルタイムの仕事
• 長距離ドライブや釣り
• 居酒屋で夜遅くまで過ごす
• 大がかりな掃除や力仕事
体力の衰えや制限を実感する瞬間は、少なくありません。
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まだできること
一方で「まだできること」に目を向けると、
希望もあります。
• ECサイトの運営や構築(18年間やってきたこと)
• 愛犬ハルとの散歩(距離やペースを調整すれば可能。
ハルも心臓が悪いのでゆっくり)
• プラモデル制作や Web 漫画を読むこと
• 聖書を読む、ディボーションする
• 美味しいものを食べる(減塩や体に優しい工夫をしながら)
• ライブやアニメ映画を観る(短時間・体調に合わせて)
形を変えれば、まだ楽しめることがたくさんあります。
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工夫すればできること
工夫をすれば、諦めかけたことも再び取り組めます。
• 散歩は短時間に区切ってハルと一緒に無理なく
• 家事は分担やタイマーで「小分けに」一気にやりすぎない!
• カラオケはフリータイムではなく「1時間だけ集中」友人と行けば2時間を厳守!
• 外出は車ではなく公共交通機関を利用(遠距離は車NG)
工夫によって「できない」は「まだできる」に変わります。
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砂時計のたとえ
デジタルの世界は 0 か 1。
けれど、人生や体調は砂時計のように「少しずつ積み上がるもの」。
できなくなった砂もある。
でも、まだ残っている砂もあり、これから積み重ねる砂もある。
「もうない」ではなく「まだ残されている」。
その視点で見えてくるものがあります。
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結論 ― 改善している今を受け取る
EF37%という数字は「改善しない現実」を示す一方で、
「以前より改善した」という希望でもあります。
これからも薬・リハビリ・生活工夫を積み重ねることで、
再入院や悪化のリスクからは回避できる。
私が目指すのは「使命の全う」と「再入院を避けること」。
そのために「今できることに感謝し、工夫しながら積み上げていく」。
それこそが与えられた命を生きる道だと感じています。
できなくなったことに嘆くより、まだできることに目を向ける。
それが、心臓手術を経て学んだ大切な視点です。